【猫砂なし】猫トイレをペットシーツのみにするメリットと注意点を解説!

猫トイレ=猫砂というイメージがありますが、最近猫トイレをペットシーツのみにしている家が増えています。

猫のトイレをシーツのみにすることの最大のメリットは、健康状態の観察がしやすくなることです。

猫が慣れてくれるか心配な方もいると思いますが、徐々に慣らせばほとんどの猫は問題なく使ってくれます。飼い主にとっても、猫砂が飛び散る・掃除が大変・ニオイが気になるといった悩みを解消できる方法です。

今回は、実際に猫トイレをシーツのみで8年間飼育した経験から、メリットと注意点を解説していきます。

目次

猫砂をシーツのみにするメリット

猫トイレをペットシーツにすることは猫と飼い主双方にメリットがあります。具体的な内容は以下の通りです。

ペットシーツのメリット

①お手入れが簡単

②ニオイが気にならなくなる場合もある

③尿の観察・採尿がしやすい

④猫が気に入って粗相が減る可能性もある

それぞれの項目について詳しく解説していきます。

①お手入れが簡単

猫トイレをペットシーツのみにすると、普段のお手入れはシーツを交換するだけになり、簡単で衛生的です。

猫砂は猫砂が飛び散る・捨てるのが手間というデメリットがありますが、シーツのみにすることで解消できます。

ゆゆ

猫砂はトイレ周辺に飛び散って掃除が大変ですよね

在宅中は安価な薄手のシーツ・外出時は吸収力が高い商品と使い分ければコスパもさほど悪くありません。猫砂より軽くて容積も小さいので、捨てる時も軽くてかさばらないので楽です。

注意点として、シーツからはみ出したり飛び散った尿をそのままにするとニオイの元になるので、しっかりふき取りましょう。

②ニオイが気にならなくなる場合もある

猫砂によっては独特のニオイがある・消臭効果が弱い場合がありますが、ペットシーツのみにするとニオイを軽減させる効果も期待できます。

ペットシーツ自体は無香料のものが多く、排泄後もすばやく尿を吸収し後戻りも少ないこと・片付けが容易なため効果的に消臭してくれます。

ただし排便はペットシーツでは吸収できずニオイも取ってはくれないので、素早く処理しましょう。

③尿の観察・採尿がしやすい

ペットシーツを使うことで尿の性状や色の観察がしやすく、採尿もしやすいのがメリットです。

採尿する場合は吸収体がない側を上にして設置し、猫が排尿後シリンジ等で尿を吸うだけで簡単に採取することができます。

ゆゆ

個人的には、尿の観察ができるメリットは飼い主にとっても猫にとっても一番大きなメリットだと感じています。

我が家の猫は食物アレルギーがあるのですが、気づいたきっかけは血尿でした。猫トイレをペットシーツのみにしていたので血尿にすぐに気づき、早めに受診させることができ今はすっかり元気です。

システムトイレを使えば猫砂でも尿の観察は可能ではありますが、ペットシーツのみの方が尿の色や性状・量・尿回数の変化が分かりやすく、より細かく観察することができます。

尿の観察をしたい場合は、吸収部分が白色のペットシーツを選ぶのがおすすめです。

猫は腎臓の病気にかかりやすいので、普段から尿量や尿の性状を把握しておくことは異常の早期発見につながりやすいです。

④猫が気に入る・猫砂によるトラブルがなくなる

ペットシーツのみにすると、猫砂が関係した皮膚炎やアレルギーのリスクがなくなったり、猫がペットシーツのみのトイレを気に入るといった効果が期待できることがあります。

トイレ以外で排泄してしまうことが多い場合、猫砂が肉球に挟まって不快などの理由で猫が猫砂を嫌がっている可能性があります。

ゆゆ

我が家の猫もペットシーツ派で、猫砂のトイレは使いたがりません。

猫砂が指の間に挟まったことが原因の皮膚炎をおこしたり、猫砂の成分にアレルギーのある猫もいます

猫砂関係のトラブルがある場合は猫砂の種類を変えてみるのも手ですが、思い切ってペットシーツのみにしてみると案外気に入って使ってくれるかもしれません。

猫砂なしに変更する場合の注意点

シーツのみにすることで得られるメリットは大きいですが、注意すべき点も存在します。具体的には以下の通りです。

ペットシーツの注意点

①猫が嫌がる場合がある

②シーツがぐちゃぐちゃになることがある

ここではシーツのみにする場合の注意点と対策について項目別に解説します。

①猫が嫌がる場合がある

猫によっては、トイレがシーツのみになったことでトイレを使わなくなってしまう場合があります。

猫はもともと排泄物を隠そうとする習性がありますが個体差があり、排泄後しつこいくらいに砂をかける猫もいれば全くしない猫もいます。

猫はこだわりが強い生き物なので、砂がなくなったトイレに不安・不満を感じて排泄関係のトラブルが増える可能性があります。

猫のトイレの環境は猫にとっては重要なものなので、慎重に変更することが望ましいです。

猫砂からペットシーツに変更する場合は徐々に慣らす

現在は猫砂を使っていて今後シーツのみに移行する場合は、いきなり変更することは避けて徐々に慣らすようにします。

猫はこだわりが強い面があるので、急な変化は適応できずストレスに感じてしまいます。排泄を我慢したり、不満からトイレ以外の所に排泄してしまうといった行動を起こすリスクがあります。

最初は猫砂と併用して徐々に猫砂の割合を減らしていき、最終的にはペットシーツのみにするようにします。大抵の猫は2週間程度かけて慣らせばシーツのみに移行できます。

中にはシーツのみでは断固としてトイレを使ってくれない猫もいます。強引にするとストレスになりかねないので、この場合は猫砂に戻してあげてください。

猫はトイレ周りの変化に敏感ですが、徐々に慣らしていくことでペットシーツでも問題なく排泄してくれる猫がほとんどです。

②シーツがぐちゃぐちゃになることがある

ペットシーツのみだと、猫の排泄動作の影響でうまく尿を吸ってくれないことがあるのがデメリットです。シーツの種類や置き方を工夫する・トイレを複数置くなど対策をすれば解決することができます。

猫が排泄物を隠そうと前足を動かすのが原因でシーツがぐちゃぐちゃになって尿が吸収できず、ニオイが出たり猫が尿を踏んでしまう状況が良く起こります。

ゆゆ

わたし自身は経験がありませんが、猫の爪が伸びていたらシーツが破れてしまうこともあるかもしれません。

対策としてシーツを重ねて置く・分厚いシーツを使用する・トイレを複数置くのも有効ですが、おすすめはシステムトイレを使用することです。

システムトイレなら吸収しきれなかった尿は下の引き出し部分に落ちるので、猫や床が尿で汚れてニオイが出る状況を避けることができます。

シーツがぐちゃぐちゃになり尿の吸収力が落ちるデメリットは、トイレの工夫によって解決することができます。

ペットシーツ派の猫におすすめの商品

ペットシーツ派の猫を飼っている我が家で8年使用しているおすすめ商品をご紹介します。

トイレやシーツ選びで快適さやお手入れのしやすさがかなり変わってくるので、参考にしてください。

猫トイレ

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我が家には複数の猫トイレがありますが、管理が楽なシステムトイレが圧倒的におすすめです。もし今使っているトイレからシステムトイレに変更する際は、慣れるまで以前のトイレと併用して使うようにしてください。

システムトイレとは、2層式になっているトイレです。専用の固まらない猫砂をすのこのある上部に、下部にペットシーツを置いて使います。猫がおしっこをすると、猫砂とすのこを通過しペットシーツで吸収するしくみになっています。

システムトイレはペットシーツのみの場合でもメリットがあり、猫がシーツをひっくり返してしまっても下に尿が落ちるので猫の足や床が汚れにくくなります。

上の段と下の引き出しにシーツを敷いておけば、毎日のお手入れはシーツを変える+飛び散った尿があればふき取るだけでよいので楽です。

月に1回程度は水洗いして天日干しして清潔に保つようにしましょう。尿石が気になる場合はクエン酸で漬け置きがおすすめです。

ペットシーツ

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色々お試しした結論としてサラリのワイドサイズが断トツでおすすめです。猫用のペットシーツはシステムトイレ用のもので価格も高いので、ペットシーツのみの場合は犬用の方が使いやすくコストが抑えられます。

分厚くて猫の排泄動作でもひっくり返りにくく、尿戻りもなくニオイもかなり抑えてくれる上に吸収力が高いので、1~2日/1回程度の交換で済むので万能なシーツです。

サラリは値段が高め&白色でなく尿の観察ができないので、在宅中や短時間の外出の際は1回交換の安価なシーツを使用して状況に合わせて併用して使っています。

猫のトイレに使うペットシーツを選ぶときは、ワイドサイズを選ぶとちょうどよいサイズ感です。

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ペットシーツのみにした場合のコスト

トイレは猫が毎日使うものなのでコスト面も気になりますよね。ペットシーツのみだと高額なイメージがあると思います。

今回システムトイレに専用の猫砂・ペットシーツを使用した場合と、ペットシーツのみにした場合での1か月にかかるコストを比較してみました。

今回比較する条件

・1か月は30日とする。祝日は平日としてカウント。

・飼育している猫は1匹、使用トイレは1個のみ。

・猫砂使用の場合はニャンとものシステムトイレを使用。ニャンともが販売している猫砂とペットシーツを使用する。

・猫砂の場合の交換頻度は、販売側が推奨している週に1回のペットシーツの交換と月に1回の猫砂総取り換え。

・ペットシーツは平日は薄いシーツを毎日3枚+週末は厚手のシーツを1日1枚交換する。

・薄手のシーツはスタイルプラス、厚手のシーツはサラリを使用する。(我が家が使用しているもの)

スクロールできます
使用する商品1か月にかかる費用猫砂費用ペットシーツ費用交換頻度交換の手間消臭効果
猫砂694円月約330円
※3か月で1袋4.4L使用の計算
364円(週に1回交換)ペットシーツは週に1回交換
猫砂は便のみ毎日取り除く
月に1回丸洗い&砂交換
トイレの丸洗い前の猫砂処理が大変システムトイレは高い
猫砂自体のニオイが気になる人も
シーツのみ1,166円月に1166円
平日:1枚11円×3枚=33円/日
土日:1枚55円×1枚=55円/日
1日2~3回シーツを交換
厚手のシーツは1~2日に1回交換
簡単
トイレの丸洗いもしやすい
高い
交換せず放置するとニオイが出る
1か月の猫トイレにかかる費用比較

ペットシーツ使用の方が月にかかる費用は多いですが、月に数百円程度の差となっています。

ゆゆ

猫砂は重くてかさばる・砂を処理するのが面倒なことを考えると、多少コストは上がってもペットシーツのみにするメリットはあると考えています。

猫トイレ=猫砂でなくペットシーツも候補に入れて検討を

猫のトイレ=猫砂と考えがちですが、猫砂が嫌いであったりペットシーツでの排泄を好む猫もいます。

猫がトイレを使ってくれない悩みがある方は、猫砂が嫌いというのも可能性の一つとして考えると解決の糸口が見つかるかもしれません。

飼い主にとっても猫砂のお手入れの大変さから解放される・尿の観察がしやすいというメリットは大きいです。

現在猫砂を使っている場合はストレスにならないように、最初は併用して少しづつ猫砂の割合を減らすようにすると切り替えに成功しやすいです。

猫と飼い主どちらも快適に過ごせる方法の一つとして、ペットシーツの活用を検討していただけたらと思っています。

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この記事を書いた人

30代で夫とペット連れ同士で結婚したのをきっかけに、猫とうさぎの多頭飼いの飼い主になりました。
<ペットの紹介>
・三毛猫1号:子猫時代に夫が溝に落ちているのを保護した猫。あちこちで粗相してしまう。ダイエット中で9㎏→6.8㎏まで減量に成功

・ホーランドロップ:斜頸にかかって寝たきりの介護状態から、奇跡の回復を遂げたおじいちゃんうさぎ。8歳5か月で虹の橋を渡る。

・三毛猫2号:多頭飼育崩壊から保護された猫、警戒心強め。

嗅覚が人より鋭く臭いに敏感なので、ペットの消臭剤を試すのが趣味になっているふしあり。その他の趣味はゲームとドアラを愛でること。

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