【猫砂なし】猫トイレをペットシーツのみにするメリットと注意点を解説!

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猫トイレ=猫砂というイメージがありますが、最近ペットシーツのみにしている家が増えています。

猫トイレをシーツのみにすることの最大のメリットは、健康状態の観察がしやすくなることです。

猫が慣れてくれるか心配な方もいると思いますが、徐々に慣らせばほとんどの猫は問題なく使ってくれます。

飼い主にとっても、猫砂が飛び散る・掃除が大変・ニオイが気になるといった悩みを解消できる方法です。

この記事では実際に猫トイレをシーツのみで9年間飼育した経験から、メリットと注意点を解説していきます。

目次

猫砂をシーツのみにするメリット

猫トイレをペットシーツにすることは猫と飼い主双方にメリットがあります。

具体的な内容は以下のとおりです。

ペットシーツのメリット

①お手入れが簡単

②ニオイが気にならなくなる場合もある

③尿の観察・採尿がしやすい

④猫が気に入って粗相が減る可能性もある

⑤足腰が弱った猫でも使いやすい

それぞれの項目について、くわしく解説していきます。

①お手入れが簡単

猫トイレをペットシーツのみにすると、普段のお手入れはシーツを交換するだけなので簡単で衛生的です。

ペットシーツなら、猫砂の飛び散る・捨てる手間というデメリットを解消できます。

ゆゆ

飛び散った猫砂って掃除が大変ですよね

在宅中は安価な薄手・外出時は吸収力が高いペットシーツと使い分ければ、コスト面も抑えられます。

費用面が気になる方はこちらからご覧ください。

ペットシーツは猫砂より軽くて容積も小さいので、捨てる時も軽くてかさばらないので楽です。

注意点としてはみ出したり飛び散った尿をそのままにするとニオイの原因になるので、しっかりふき取りましょう。

②ニオイが気にならなくなる場合もある

猫砂によっては独特のニオイがある・消臭効果が弱い場合があります。

ペットシーツのみにすることで、ニオイを軽減させる効果も期待できます。

ペットシーツ自体は無香料のものが多く、排泄後もすばやく尿を吸収し片付けも楽です。

ただし排便はペットシーツでは吸収できずニオイも取ってはくれないので、素早く処理するようにします。

③尿の観察・採尿がしやすい

ペットシーツを使うことで尿の性状や色の観察がしやすく、採尿しやすいのもメリットです。

採尿する場合は吸収体がない側を上にして設置し、猫が排尿後にシリンジなどで吸えば簡単に採取できます。

ゆゆ

個人的には、尿の観察ができるメリットは飼い主にとっても猫にとっても一番大きなメリットです。

我が家の猫は食物アレルギーがあるのですが、気づいたきっかけは血尿でした。猫トイレをペットシーツのみにしていたので血尿にすぐに気づき、早めに受診させることができ今はすっかり元気です。

猫砂を使用していても、システムトイレなら尿の観察はできる場合もあります。

ただペットシーツのみの方が尿の色や性状・量・回数の変化が分かりやすく、より細かく観察できます。

もし尿の観察をしたい場合は、吸収部分が白色のペットシーツを選ぶのがおすすめです。

猫はもともと腎臓の病気にかかりやすい生き物です。

普段から尿量や尿の性状を把握しておくことで、異常を早期発見しやすくなるメリットがあります。

④猫が気に入る・猫砂によるトラブルがなくなる

猫トイレをペットシーツのみにすると、猫砂が関係したトラブルを防ぐだけではなく猫が気に入ってくれる可能性もあります。

もし猫がトイレ以外で排泄してしまう場合、猫砂が肉球に挟まって不快といった理由でトイレを使いたがらない可能性があるためです。

ゆゆ

我が家の猫もペットシーツ派で、猫砂のトイレは使いたがりません。

猫砂が指の間に挟まったことが原因の皮膚炎をおこしたり、猫砂の成分にアレルギーのあったりする猫もいます。

猫の粗相が気になる・皮膚トラブルがあるという場合は、ペットシーツに変えてみるのも手です。

⑤足腰が弱った猫でも使いやすい

猫砂のトイレより底面が安定して踏ん張りやすいので、足腰が弱っていても使いやすいのもメリットです。

高齢や関節炎などで足腰に不安のある猫は、以前のようにトイレが使えなくなる場合もあります。

ゆゆ

もしかしたら、猫砂が多いトイレではバランスが上手にとれなくなっているかもしれません。

足腰が弱ってトイレが使えない場合、段差の少ないトイレに変える・猫砂の変更やペットシーツへの切り替えといった対策が効果的です。

もし長年猫砂を使っていてペットシーツを導入する場合は、まずはペットシーツの上に猫砂を少なめに入れて試してみてください。

いきなりペットシーツに切り替えるより違和感が少ないので、使ってくれる可能性が上がります。

猫砂なしに変更する場合の注意点

猫トイレをペットシーツのみにすることには注意点も存在します。具体的には以下のとおりです。

ペットシーツの注意点

①猫が嫌がる場合がある

②シーツがぐちゃぐちゃになることがある

ここではシーツのみにする場合の注意点と対策について、順番に解説します。

①猫が嫌がる場合がある

猫によっては、ペットシーツのみにしたらトイレを使わなくなってしまう場合があります。

猫はもともと排泄物を隠そうとする習性があることや、トイレへのこだわりも強いためです。

トイレへのこだわりは個体差があり、排泄後しつこいくらいに砂をかける猫もいれば全くしない猫もいます。

砂がなくなったトイレに不安・不満を感じて、排泄関係のトラブルが増える可能性があります。

猫のトイレの環境は猫にとっては重要なものなので、慎重に変更することが望ましいです。

猫砂からペットシーツに変更する場合は徐々に慣らす

現在は猫砂を使っていて今後シーツのみに移行する場合は、いきなり変更することは避けて徐々に慣らすようにします。

猫はこだわりが強い面があるので、急な変化は適応できずストレスに感じてしまいます。排泄を我慢したり、不満からトイレ以外の所に排泄してしまうといった行動を起こすリスクがあります。

具体的な切り替え方法はペットシーツの上に猫砂を入れ、だんだん猫砂を減らしていく方法をおすすめします。

猫の年齢や性格によりますが、2週間~4週間程度かけてシーツに移行するようにします。

中にはシーツのみでは断固としてトイレを使ってくれない猫もいます。

強引にするとストレスになりかねないので、この場合は猫砂に戻してあげてください。

猫はトイレ周りの変化に敏感ですが、徐々に慣らしていけばペットシーツでも問題なく排泄してくれる猫が多いです。

②シーツがぐちゃぐちゃになることがある

ペットシーツのみだと、排泄動作の影響でうまく尿を吸ってくれないことがあるデメリットもあります。

シーツの種類や置き方を工夫したり、トイレを複数置いたり対策するのがおすすめです。

猫が排泄物を隠そうと前足を動かすのが原因で、シーツがぐちゃぐちゃになって尿が吸収できない状況も考えられます。

ゆゆ

わたし自身は経験がありませんが、猫の爪が伸びていたらシーツが破れてしまうこともあるかもしれません。

対策として、シーツを重ねて置いたり分厚いシーツを使用したりするのも良いでしょう。

おすすめの方法は、システムトイレを使用することです。

システムトイレなら吸収しきれなかった尿は、下の引き出し部分に落ちるので衛生的な状態を保てます。

シーツがぐちゃぐちゃになり尿の吸収力が落ちるデメリットは、トイレの工夫によって解決できます。

ペットシーツ派の猫におすすめの商品

ペットシーツ派の猫を飼っている我が家で、9年使用しているおすすめ商品をご紹介します。

トイレやシーツ選びで快適さやお手入れのしやすさがかなり変わってくるので、ぜひ参考にしてください。

猫トイレ

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我が家には複数の猫トイレがありますが、管理が楽なシステムトイレが圧倒的におすすめです。

もし今使っているトイレからシステムトイレに変更する際は、慣れるまで以前のトイレと併用して使うようにしてください。

システムトイレとは、2層式になっているトイレです。専用の固まらない猫砂をすのこのある上部に、下部にペットシーツを置いて使います。猫がおしっこをすると、猫砂とすのこを通過しペットシーツで吸収するしくみになっています。

システムトイレは猫砂使用に限らず、ペットシーツのみの場合でもメリットがあります。

具体的には猫がシーツをひっくり返してしまっても下に尿が落ちるので、猫の足や床が汚れにくくなります。

ペットシーツ

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色々お試しした結論として、サラリのワイドサイズが断トツでおすすめです。

猫用のペットシーツはシステムトイレ用のもので価格も高いので、犬用の方が使いやすくコストが抑えられます。

サラリは猫の排泄動作でもひっくり返りにくく、吸収力も高いため1~2日/1回程度の交換で済む万能なシーツです。

サラリは値段が高め&材質が白色でないため、尿の観察ができない点は注意してください。

コスト面や観察を目的とするなら、外出時間に応じて1回交換の安価なシーツと併用して使うと便利です。

猫のトイレに使うペットシーツを選ぶときは、ワイドサイズを選ぶとちょうどよいサイズ感です。

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防臭袋

猫砂も同様ですが、猫トイレを掃除した後のゴミは封をしても臭います。

そこで、トイレ掃除のゴミ袋として「食パン袋」を使うのをおすすめします!

食パン袋は市販されている防臭袋の半額程度で買えますし、中身のニオイが外に漏れません

サイズ感も薄いワイドサイズのペットシーツなら2枚、サラリなら1枚入るので使い勝手も良いです。

実際の使用レビューや口コミをまとめてみたので、気になる方は以下の記事を読んでみてください。

【口コミ】うんちが臭わない袋の代用は「食パン袋」!猫トイレごみの悪臭対策 | ふたぶろぐ (himacalico.com)

ペットシーツのみにした場合のコスト

トイレは猫が毎日使うものなので、コスト面も気になる方も多いのではないでしょうか。

確かに、ペットシーツのみだと高額なイメージがあると思います。

今回システムトイレに専用の猫砂・ペットシーツを使用した場合と、ペットシーツのみにした場合での1か月にかかるコストを比較してみました。

今回比較する条件

・1か月は30日とする。祝日は平日としてカウント。

・飼育している猫は1匹、使用トイレは1個のみ。

・猫砂使用の場合はニャンとものシステムトイレを使用。ニャンともが販売している猫砂とペットシーツを使用する。

・猫砂の場合の交換頻度は、販売側が推奨している週に1回のペットシーツの交換と月に1回の猫砂総取り換え。

・ペットシーツは平日は薄いシーツを毎日3枚+週末は厚手のシーツを1日1枚交換する。

・薄手のシーツはスタイルプラス、厚手のシーツはサラリを使用する。(我が家が使用しているもの)

スクロールできます
使用する商品1か月にかかる費用猫砂費用ペットシーツ費用交換頻度交換の手間消臭効果
猫砂694円月約330円
※3か月で1袋4.4L使用の計算
364円(週に1回交換)ペットシーツは週に1回交換
猫砂は便のみ毎日取り除く
月に1回丸洗い&砂交換
トイレの丸洗い前の猫砂処理が大変システムトイレは高い
猫砂自体のニオイが気になる人も
シーツのみ1,166円月に1166円
平日:1枚11円×3枚=33円/日
土日:1枚55円×1枚=55円/日
1日2~3回シーツを交換
厚手のシーツは1~2日に1回交換
簡単
トイレの丸洗いもしやすい
高い
交換せず放置するとニオイが出る
1か月の猫トイレにかかる費用比較

ペットシーツ使用の方が月にかかる費用は多いですが、月に数百円程度の差となっています。

ゆゆ

猫砂は重くてかさばる・砂を処理するのが面倒なことを考えると、多少コストは上がってもペットシーツのみにするメリットはあると考えています。

猫トイレ=猫砂でなくペットシーツも候補に入れて検討を

猫のトイレ=猫砂と考えがちですが、猫砂が嫌いであったりペットシーツでの排泄を好んだりする猫もいます。

猫がトイレを使ってくれない悩みがある方は、気に入らなくて使わない可能性も考えてみると良いでしょう。

猫トイレをペットシーツに切り替えるのは、お手入れの大変さから解放される・尿の観察がしやすい飼い主側のメリットもあります。

ストレスにならないよう、最初は併用し少しづつ猫砂の割合を減らすようにすると切り替えに成功しやすくなります。

猫と飼い主どちらも快適に過ごせる方法の一つとして、ペットシーツの活用を検討していただければ幸いです。

ペットシーツ・猫砂に限らず、猫トイレのニオイが気になることはありませんか?

ニオイをなくして快適に過ごしたい!という方は「消臭剤」「猫トイレをキレイに保つ工夫」を試してみるのをおすすめします。

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この記事を書いた人

30代で夫とペット連れ同士で結婚したのをきっかけに、猫とうさぎの飼い主になりました。
猫が粗相を繰り返しすぎて家中が臭くなり、軽くノイローゼ気味になった経験があります。
消臭対策を試しまくった結果、今はペットたちと快適に暮らしています。
ペットの臭いに悩む方の力になりたいと思い、ブログを開設。
嗅覚はかなり敏感な方です。
<ペットの紹介>
・三毛猫1号(みみ):子猫時代に夫が溝に落ちているのを保護した猫。ダイエット中で9㎏→6.5㎏まで減量に成功

・ホーランドロップ(ひまわり):斜頸で寝たきりの介護状態から、奇跡の回復を遂げたうさぎ。8歳5か月で虹の橋を渡る。

・三毛猫2号(みか):多頭飼育崩壊から保護されわが家へ。警戒心強め、遊ぶのが大好き。
趣味はゲームとドアラを愛でること。

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